サスペンドからの復帰後にプログラムを自動実行する方法

こんにちは。Windowsを使用していると、サスペンドモードから復帰するたびに手動でプログラムを開始する必要があることがあります。これは、毎回同じ手順を行うのが面倒である上に、忘れてしまいうっかりプログラムを実行しない可能性もあります。

そこで今回は、サスペンドからの復帰後にプログラムを自動実行する方法を紹介します。これで、手間を省いて効率的に作業を進めることができます。

電源管理設定を変更して自動実行する方法
タスクスケジューラを使ってプログラムを予約実行する方法
Powershellスクリプトを使って自動実行する方法
サードパーティ製のツールを使ってプログラムを実行する方法
システムのレジストリ設定を変更して自動実行する方法
ログオン/ロック解除時に自動実行する方法
ショートカットを作成して自動実行する方法
プログラム自体にサスペンドから復帰時の振る舞いを組み込む方法
最後に

電源管理設定を変更して自動実行する方法

電源管理設定の変更により、Windowsにサスペンド中にある間にプログラムを自動実行することができます。この機能は、長時間のダウンロードやシステム更新などを行う場合に特に役立ちます。

手順は以下の通りです。

1.コントロールパネルを開きます。

2.「電源オプション」を選択します。
3.「高度な電源設定の変更」をクリックします。

4.次に、「スリープ」メニューを展開し、「サスペンドからの復帰後に実行するアクション」を選択します。
5.そこから、自動実行するプログラムを選択します。

6.最後に、変更を保存して、ウィンドウを閉じます。

これで、Windowsはサスペンド後に選択したプログラムを自動実行します。

これは、重要なファイルのバックアップや、システムのアップデートなど、定期的なタスクの自動化に最適です。詳細については、Windowsのヘルプセンターを参照してください。

タスクスケジューラを使ってプログラムを予約実行する方法

サスペンドからの復帰後にプログラムを自動実行するためには、タスクスケジューラを使う方法があります。まずはタスクスケジューラを開き、「基本タスクの作成」をクリックします。

次に、「トリガー」タブを選択して、「新規」をクリックします。ここで、「サスペンド後に復帰した場合」をトリガーに選択します。

次に、「操作」タブを選択して、「新規」をクリックします。ここで、実行したいプログラムのパスを指定して設定します。

必要に応じて、引数や作業ディレクトリを設定することもできます。

設定が完了したら、「OK」をクリックしてタスクを保存します。

これで、システムがサスペンドから復帰するたびに、指定したプログラムが自動的に実行されるようになります。タスクスケジューラを使えば、手動で起動する必要がなくなりますので、作業効率が向上するかもしれません。

Powershellスクリプトを使って自動実行する方法

「Powershellスクリプトを使って自動実行する方法」
サスペンドから復帰したら、手動でプログラムを実行するのは面倒ですよね。そこで、Powershellスクリプトを使って自動実行する方法を紹介します。

まず、スクリプトを作成するためには、Powershellの基本的な知識が必要です。また、スリープモードから復帰するトリガーとなるイベントを認識する必要があります。

次に、以下のスクリプトを作成します。サスペンドから復帰したときに実行したいプログラムのパスを入力してください。

$wmiQuery = "SELECT * FROM Win32_PowerManagementEvent WHERE EventType = 7"
Register-WmiEvent -Query $wmiQuery -SourceIdentifier SuspendResume

$action = New-ScheduledTaskAction -Execute "C:\path\to\my\program.exe" -Argument "arguments if any"
$trigger = New-ScheduledTaskTrigger -OnCustomEvent -TriggerId "SuspendResume"

Register-ScheduledTask -Action $action -Trigger $trigger -TaskName "ProgramAfterResume"

これで、サスペンドから復帰したときに指定したプログラムが自動的に実行されます。また、タスクスケジューラからスクリプトを削除することもできます。

以上が、「Powershellスクリプトを使って自動実行する方法」です。お試しください。

サードパーティ製のツールを使ってプログラムを実行する方法

サードパーティ製のツールを使ってプログラムを実行する方法は、自動実行に適した方法です。この種のツールは多数ありますが、中でも「Task Scheduler」がおすすめです。

「Task Scheduler」は、Windowsに最初から組み込まれたツールで、簡単に使えます。設定方法も分かりやすく、一度設定すると自動的に実行してくれます。

このツールを使えば、サスペンドからの復帰後に自動でプログラムを実行することが可能です。是非お試しください。

システムのレジストリ設定を変更して自動実行する方法

サスペンドからの復帰後にプログラムを自動実行するには、システムのレジストリ設定を変更する必要があります。

まずは、WindowsキーとRキーを同時に押し、”regedit”というコマンドを入力して、レジストリエディターを立ち上げます。

次に、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\Powerというパスに移動し、”CsEnabled”というDWORDタイプの値をダブルクリックします。

ここで、”CsEnabled”の値データを0に変更します。

この設定によって、システムがサスペンドから復帰した後、自動的にプログラムを実行することができます。

設定を変更したら、レジストリエディターを終了して、Windowsを再起動してください。

以降、サスペンドから復帰した際に、自動的にプログラムが実行されるようになります。

ただし、この設定には注意が必要です。

自動実行するプログラムが不要な場合には、一度設定を元に戻す必要があります。また、この設定を誤って変更すると、システムに深刻な問題が発生する可能性があるため、慎重に操作してください。

ログオン/ロック解除時に自動実行する方法

Windowsでサスペンドから復帰した後に、特定のプログラムを自動実行させたい場合、ログオン/ロック解除時に実行する設定を行うことができます。

まず、タスクスケジューラを開きます。

このために、[スタート]メニューから[Windowsシステムツール]を選択し、[タスクスケジューラ]をクリックします。

次に、[タスクの作成]を選択します。

[設定できる項目が一覧表示されます。

それぞれの項目を次のように設定します:

[一般]タブ: 説明として、”サスペンドから復帰した後に自動実行するプログラム”など、分かりやすい名前を入力します。
[トリガー]タブ: [新規]をクリックし、[開始]を”サスペンドからの復帰”に、[設定]を”任意のユーザがログオンした”に、[高度な設定]を”タスクの有効期限: 無期限”に設定します。
[操作]タブ: [新規]をクリックし、実行するファイルを選択します。
[設定]タブ: 任意の設定を実行します。

これで設定が完了です。

サスペンドから復帰後、システムが自動的に指定したプログラムを実行するようになります。